ドライアイは、涙の量が足りなくなったり、涙の成分が変化することによって、目の表面に障害(傷)が生じる目の病気です。目の表面は涙の膜に覆われていることが普通の状態です。目をずーっと開けっ放しにしていると、乾いた感じがして目が痛くなってきますよね?こういう状態が慢性的に続く状態と考えてください。
ドライアイは涙液減少型と蒸発亢進型に分けられます。まず、涙液減少型ドライアイとはさまざまな原因によって眼表面の涙の貯留量が減少し、その結果、目の表面に傷が引き起こされます。
涙液が目の表面を綺麗に覆うために、実は「油」が深く関与しています。ドレッシングを想像してください。サラダ油が混ざることによって野菜に液が絡みつき、おいしくなりますよね?涙に必要な「油」はまぶたにマイボーム腺という皮脂腺があり、そこから分泌されているのです。この油が少なすぎたりすると、涙がすぐに蒸発してしまい、目の表面に傷がついてしまいます。これが蒸発亢進型のドライアイです。
治療は、人工涙液(涙の成分に近い目薬)及び、ヒアルロン酸が入っている点眼液が2本柱です。ヒアルロン酸は粘性があり、水分を保つ効果があるので、単に水分を補うだけでなく、涙や目薬を長く目の表面に保つことにより、目の表面の傷を修復します。また、点眼液で十分な効果が得られない場合は、涙点を閉鎖して、涙を目の表面に十分ためる治療があります。
(京都新聞湖国健康サロンに掲載された森井勇介院長執筆の記事を転載しました。転載許可あり。)

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